管理会計論の学習方法
短答式試験対策
短答本試験について
制限時間: 60分
出題数: 16問
配点: 100点
出題と配点の目安
計算: 8問で60点
理論: 8問で40点(うち、原価計算基準から2~3問)
管理会計論は、短答式試験の中では唯一、満点の狙える科目です。 管理会計論で高得点を取ることで、大きなアドバンテージが得られるため、満点狙いの教材を提供し、計算にも理論にも、しっかりと時間をかけた講義を行います。
ただ、現実的には、半年に1回しか実施されない本試験で、リスクを冒してまで満点を狙いにいく必要はありません。答練で安定した成績を残している受験生が安全に合格を確保しにいくなら、計算問題のうち、2問は全く手を付けないつもりで受験する方が良い結果が得られると考えています。少し攻める気質の受験生でも1問は捨てた方が賢明です。捨て問を作ることで生まれた時間的余裕を簡単な問題に費やして下さい。 そうすれば、 計算2問、理論1問を失ったとしても、80%得点できるはずです。合格ラインが低めに設定されることが多い管理会計論で、80%得点できれば、大きなアドバンテージを築くことができます。
計算
本試験では、最初から計算問題を1~2問捨てるつもりでいた方が、よい結果が得られると思いますが、どの問題を捨てるかは、その場で判断すべきことで、学習自体は満点狙いでいきましょう。短答式試験の後には、論文式試験が待ち受けていて、本命は論文式試験の合格ですからね。
論文式も同様ですが、管理会計論の計算問題が解けるかは、問題を一見して、「解く方針」が立てられるかどうかです。「解く方針」が正しく立てられれば、あとは電卓が勝手に計算してくれるはずです。
そうなるために、FINの管理会計論のテキストには次のような特徴を持たせています。
① 短答式で想定される、あらゆる出題パターンを紹介すること
② 「解いておくべき良質な過去問」を紹介すること
① あらゆる出題パターンを取り扱うのは、受講生の負担になりがちですが、テキストサンプルにあるように、フルカラー化された図を多用し、場合によっては、論点だけを取り出してパターン別に分析するので、心地よく理解が広がっていくはずです。一部の計算パターンだけでは、 「どうしてそのような計算方法を選択したのか」が十分に理解できないため、計算条件の変化に対応できなくなります。管理会計論の計算には、本来、計算条件として明文化すべきことが 「暗黙の前提」とされていることがあるので、学習分野の全体像をつかんでいないと、作問者が要求する計算結果に辿り着けない場合があります。そういった不安要素を取り除き、安心して本試験に臨んでいただくためにも、あらゆる計算パターンを学習しておく必要があると考えています。
② 講義では、「解いておくべき良質な過去問」を数多く紹介し、一つ一つ丁寧に解説していきます。これほど多くの過去問を講義中に解説する専門学校は他にないと思います。これは、過去問を研究することで、各分野ごとの出題頻度や難易度も把握できますし、 「この論点でこの分量の問題であれば、何分で解答できるか」も分かるようになります。本試験は時間との戦いでもあるので、こういったことが把握できるようになれば、本番に強くなります。
まずは、講義に集中し、問題の解き方も含めてしっかりとイン・プットを済ませて下さい。次に、テキストに入っている問題を自分で解いて下さい。最初は時間を気にせず、丁寧に。2回目からは、徐々にスピードを上げて下さい。さらに、個別問題集Vol.1、Vol.2まで手を広げて下さい。テキストには比較的古い難問を、問題集には比較的新しい良問を収録しています。最後に、答練5回分の問題で仕上げましょう。
管理会計論の計算は、問題に数多くあたるよりも、良問を繰り返し解いた方が確実に成果は上がります。これだけで、管理会計論の講師に負けないくらいの力量を身につけることが出来るはずです。
理論
理論については、 2015年12月本試験から試験範囲が狭くなったため、 随分と楽になった印象です。
原価計算基準
試験範囲が狭くなった影響で、原価計算基準からの出題が増え、おおよそ8問出題される理論問題のうち、 2~3問が原価計算基準からの出題となっています。この2~3問は、必ず正答しておきたいので、FINでは、次のような学習方法をとっています。
① テキストでの学習:1~47で構成される「基準」のうち、まず、短答式本試験で頻出されている「基準」1~8を管理会計論Ⅰの第1章で詳しく解説します。また、「基準」9~47についても、テキストの第2章以降で計算の学習と併せて解説します。例えば、部門別計算の章では、計算対策とともに、「基準」15~18の講義、及び過去問解説を行います。
計算、「基準」、過去問を1冊にまとめたALL in ONEのテキストで快適に学習していただけます。
② スマホ用過去問集での学習:スキマ時間を利用して 「基準」を学習していただけるように、スマホ用に最適化された短答過去問のPDFデータをご提供し、完答を目指していただきます。
③ スマホ用穴埋め問題集での学習:短答式試験が導入されて以来、原価計算基準から毎回2~3問が出題されており、過去問は膨大な量になっています。そのため、過去問を網羅的に学習するのは、時間がかかりすぎて不効率です。そこで、スマホ学習用に穴埋め問題集のPDFデータをご提供しています。原価計算基準の短答対策として、このスマホ用過去問集が最も効率的な学習ツールだと考えています。
戦略的コストマネジメント
バランスド・スコア・カード(BSC)やスループット会計などが試験範囲から除外されたため、原価低減やマネジメント・コントロールといった分野に限定されることになりました。原価低減の内容や具体的手法、原価維持との相違について、図を用いて分かりやすく説明しています。戦略的コストマネジメントは、本テキストで学習した後で、他校の教材を利用して、さらに 200時間学習したとしても得点の伸びは期待できません。コンパクトにまとめられた本テキストの戦略的コストマネジメントの講義を受講し、スマホ用問題集で過去問の確認をするのが最も効率的な学習方法となります。
短答本試験について
制限時間: 60分
出題数: 16問
配点: 100点
出題と配点の目安
計算: 8問で60点
理論: 8問で40点(うち、原価計算基準から2~3問)
管理会計論は、短答式試験の中では唯一、満点の狙える科目です。 管理会計論で高得点を取ることで、大きなアドバンテージが得られるため、満点狙いの教材を提供し、計算にも理論にも、しっかりと時間をかけた講義を行います。
ただ、現実的には、半年に1回しか実施されない本試験で、リスクを冒してまで満点を狙いにいく必要はありません。答練で安定した成績を残している受験生が安全に合格を確保しにいくなら、計算については、2問は全く手を付けないつもりで受験する方が、よい結果が得られると考えています。少し攻める気質の受験生でも1問は捨てた方が賢明かもしれません。捨て問を作ることで生まれた時間的余裕を簡単な問題に費やして下さい。 そうすれば、 計算2問、理論1問を失ったとしても、80%得点できるはずです。合格ラインが低めに設定されることが多い管理会計論で、80%得点できれば、大きなアドバンテージを築くことができます。
計算
本試験では、最初から計算問題を1~2問捨てるつもりでいた方が、よい結果が得られると思いますが、どの問題を捨てるかは、その場で判断すべきことで、学習自体は満点狙いでいきましょう。短答式試験の後には、論文式試験が待ち受けていて、本命は論文式試験の合格ですからね。
論文式も同様ですが、管理会計論の計算問題が解けるかは、問題を一見して、「解く方針」が立てられるかどうかです。「解く方針」が正しく立てられれば、あとは電卓が勝手に計算してくれるはずです。
そうなるために、FINの管理会計論のテキストには次のような特徴を持たせています。
① 短答式で想定される、あらゆる出題パターンを紹介すること
② 「解いておくべき良質な過去問」を紹介すること
① あらゆる出題パターンを取り扱うのは、受講生の負担になりがちですが、テキストサンプルにあるように、フルカラー化された図を多用し、場合によっては、論点だけを取り出してパターン別に分析するので、心地よく理解が広がっていくはずです。一部の計算パターンだけでは、 「どうしてそのような計算方法を選択したのか」が十分に理解できないため、計算条件の変化に対応できなくなります。管理会計論の計算には、本来、計算条件として明文化すべきことが 「暗黙の前提」とされていることがあるので、学習分野の全体像をつかんでいないと、作問者が要求する計算結果に辿り着けない場合があります。そういった不安要素を取り除き、安心して本試験に臨んでいただくためにも、あらゆる計算パターンを学習しておく必要があると考えています。
② 講義では、「解いておくべき良質な過去問」を数多く紹介し、一つ一つ丁寧に解説していきます。これほど多くの過去問を講義中に解説する専門学校は他にないと思います。これは、過去問を研究することで、各分野ごとの出題頻度や難易度も把握できますし、 「この論点でこの分量の問題であれば、何分で解答できるか」も分かるようになります。本試験は時間との戦いでもあるので、こういったことが把握できるようになれば、本番に強くなります。
まずは、講義に集中し、問題の解き方も含めてしっかりとイン・プットを済ませて下さい。次に、テキストに入っている問題を自分で解いて下さい。最初は時間を気にせず、丁寧に。2回目からは、徐々にスピードを上げて下さい。さらに、個別問題集Vol.1、Vol.2まで手を広げて下さい。テキストには比較的古い難問を、問題集には比較的新しい良問を収録しています。最後に、答練5回分の問題で仕上げましょう。
管理会計論の計算は、問題に数多くあたるよりも、良問を繰り返し解いた方が確実に成果は上がります。これだけで、管理会計論の講師に負けないくらいの力量を身につけることが出来るはずです。
理論
理論については、 2015年12月本試験から試験範囲が狭くなったため、 随分と楽になった印象です。
原価計算基準
試験範囲が狭くなった影響で、原価計算基準からの出題が増え、おおよそ8問出題される理論問題のうち、 2~3問が原価計算基準からの出題となっています。この2~3問は、必ず正答しておきたいので、FINでは、次のような学習方法をとっています。
① テキストでの学習:1~47で構成される「基準」のうち、まず、短答式本試験で頻出されている「基準」1~8を管理会計論Ⅰの第1章で詳しく解説します。また、「基準」9~47についても、テキストの第2章以降で計算の学習と併せて解説します。例えば、部門別計算の章では、計算対策とともに、「基準」15~18の講義、及び過去問解説を行います。
計算、「基準」、過去問を1冊にまとめたALL in ONEのテキストで快適に学習していただけます。
② スマホ用過去問集での学習:スキマ時間を利用して 「基準」を学習していただけるように、スマホ用に最適化された短答過去問のPDFデータをご提供し、完答を目指していただきます。
③ スマホ用穴埋め問題集での学習:短答式試験が導入されて以来、原価計算基準から毎回2~3問が出題されており、過去問は膨大な量になっています。そのため、過去問を網羅的に学習するのは、時間がかかりすぎて不効率です。そこで、スマホ学習用に穴埋め問題集のPDFデータをご提供しています。原価計算基準の短答対策として、このスマホ用過去問集が最も効率的な学習ツールだと考えています。
戦略的コストマネジメント
バランスド・スコア・カード(BSC)、マテリアル・フローコスト会計、スループット会計などが試験範囲から除外されたため、原価低減やマネジメント・コントロールといった分野に限定されることになりました。原価低減の内容や具体的手法、原価維持との相違について、図を用いて分かりやすく説明しています。戦略的コストマネジメントは、本テキストで学習した後で、他校の教材を利用して、さらに 200時間学習したとしても得点の伸びは期待できません。コンパクトにまとめられた本テキストの戦略的コストマネジメントの講義を受講し、スマホ用問題集で過去問の確認をするのが最も効率的な学習方法となります。
なお、現在でも、試験範囲から除外されたバランスド・スコア・カード(BSC)やマテリアル・フローコスト会計などが出題されることがあります。そこで、これらについても、参考資料として、管理会計論Ⅱ(短答用)のテキストに収録し、講義データもお届けしています。ただ、他の受験生も手薄な論点なので、「余裕があれば手を広げる。」といったスタンスで十分です。
その他の理論
事業部制組織の管理、財務情報分析、資金管理、ABCなど 残りの分野については、理論だけを取り出して学習しようとすると、退屈な講義になってしまうため、計算と同時並行して学習していきます。通常の講義を受講していく中で、自然と理論も身についていきます。もちろん、重要な過去問の検討も講義中に抜かりなく行います。
この辺りの理論問題は、講義を受講するという、受け身の学習で合格レベルに達しますが、自己学習だけでは中々上手くいきません。自分で問題に目を通すだけでは、本試験で生かせる知識を残すことは難しいものです。しかし、講義中の解説に耳を傾けることで、新しい発見が生まれ、その刺激が暗記するしかなかった文字の羅列を知識へと変化させてくれます。知識として自分の中に迎えられたものは、応用力を伴います。そのことをスマホ用過去問集で確認することで、知識をより強固なものとし、論文式試験へとつなげていって下さい。