監査論

講義時間:4.5時間

監査論の短答式試験に合格できる知識があることを前提に作成されたテキストです。短答対策の監査論ⅠⅡの各章に関連する論点の記述例の解説(動画解説は重要論点中心)と事例問題対策としての過去問解説を内容としています。論文対策講義を受講する中で曖昧な知識にであった場合は、短答対策に戻って確認するようにしてください。

監査論の論点は財務会計論に比べて少ない代わりに、事例問題などの実務的な内容も問われるという特徴があります。そのため、問題に対してたった一つしか解答がないとは言えないことも多く、記述例を覚えるだけでは対応できない場面も多いと思ってください。そこで、できるだけ問題に合わせて答案構成ができるように、キーワードやキーフレーズを覚えやすく工夫し(内容毎に文字色を分けています)、解説においても論旨の骨格を理解することを重視しています。また、事例問題対策として監査手続きや虚偽表示の具体例等を一覧にしています。
また、実践的な答案作成のため、過去問を利用して答案を作成する時の注意点等を解説しています。特に第2問で出題される事例問題は、実際に過去問に触れることでイメージがつかみやすくなると考えています。講義でも事例問題の過去問解説に特に力を入れています。